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職場のストレスから解放される方法アサーショントレーニング!コミュニケーションを円滑に

現代社会には多くの「ストレス」の要因であふれています。ストレスは心や身体の不調に繋がりますので、予防することが大切です。

職場のストレス要因で最も多いといわれているのは「人間関係」についてです。熱心に働くビジネスパーソンにとって、職場で快適であることは効率やビジネスの結果に繋がるため非常に重要なこと。

今回はストレスを軽減させる方法「アサーショントレーニング」をご紹介します。

アサーショントレーニングとは?

アサーションとは、「自分と相手がともに尊重しあいながら行う」コミュニケーション方法のことです。
アサーショントレーニングとは、アサーションを身につけるために行うトレーニングのことです。

もともとは、1950年代アメリカの自己主張を苦手とする人のためのカウンセリング手法でした。

相手に嫌な思いをさせず、自分の気持ちを素直に表現することで、ストレスのない円滑で良好な人間関係の構築を目指します。

アサーションの3つタイプ

アサーショントレーニングの前に、自分が自己主張のどのタイプに該当するか確認しましょう。
自己表現・自己主張には3つのタイプに分類されます。

アグレッシブタイプ(攻撃的)

意見をはっきり伝える攻撃的なタイプです。
競争心が強く、自分が一番になりたい、相手より優位に立ちたいという気持ちから、相手の気持ちを無視して自分の主張を押し付けたり、わがままな行動をとったりすることもあります。
強すぎる自己主張のため、周りと上手くいかないことも。

ノン・アサーティブタイプ(非主張)

自己主張が控えめで、相手を優先してしまうタイプです。
意見をはっきり伝えることが苦手で、自分に自信がなく、相手の態度を伺ったり頼ったりするために、言い訳が多くなってしまう傾向があります。
意見を聞かれても、自分の意見を言えず曖昧にしてしまい、次第に自分の気持ちを周囲に分かってもらえないというストレスを抱えてしまうことも。

アサーティブタイプ(攻撃的と非主張の黄金比)

自分の意見を伝え、相手の意見も尊重できる、バランスのとれた理想的なタイプです。
状況や空気を読み、その場にふさわしい表現で自己主張ができ、相手と衝突するような状況でも相手の意見も聞きつつ主張を出し合い、最終的な合意に導くことができます。

アサーティブタイプは、アグレッシブタイプの自己主張性と、ノン・アサーティブタイプの相手を尊重する性格を合わせ持っています。アサーショントレーニングで、この理想的なアサーティブタイプを目指しましょう。

アサーショントレーニング方法

【1】アサーティブな考え方を意識

アサーティブな考え方を意識することは、非常に重要です。円滑なコミュニケーションを目指して、まずは自分の意識を変えていきましょう。

◆自分の気持ちや考えを理解する

自分の考えがまとまっていないと、相手に伝えられません。自分が何を感じ、どんな考えをしているか、まずは自分自身を理解しましょう。

◆周りの反応に過敏になりすぎない

周りを気遣ったり空気を読んだりするなかで、自分の意見を言えずに我慢することはありませんか?周囲の反応は気にしすぎないようにして、自分の気持ちに素直になりましょう。

◆自分だけでなく、相手も尊重する

自分と相手は対等であると意識することが大切です。自分の気持ちに素直になることと同じように、相手の気持ちや意見に対しても尊重しましょう。

【2】「DESC法」でのアサーショントレーニング法

「DESC法」とは、4つの段階で相手に伝える手法です。

D(Describe):描写する。客観的な状態を伝えます。
E(Express):表現する。状態について自分の意見を伝えます。
S(Specify):提案する。状態に対して、具体的な解決案を提案をします。
C(Choose):選択する。提案に対しての選択を求め、代案を準備します。

<実践例>

あなたが直近の重要な商談の準備をしているとき、相手から急ぎの頼み事をされたとします。

D(Describe):描写する
重要な商談がすぐあとに控えていて、その準備をしています
E(Express):表現する
なんとしても商談を成功させたいので、準備を進めたい
S(Specify):提案する
商談後の〇時からなら対応できますが、どうでしょうか
C(Choose):選択する
間に合わないようでしたら、私から〇〇さんに依頼しておきます

【3】アイメッセージを使う

自分の要望を伝える方法は、ユー(You)メッセージと、アイ(I)メッセージの2つがあります。

・ユー(You)メッセージ
「君」は、あの資料をまだ作れていないのか
・アイ(I)メッセージ
あの資料を今日中に作ってくれると、「私」は助かるよ

相手を傷つけてしまいそうなことや話しにくい内容なのどはアイメッセージを使うことで、嫌な印象を避けることができます。ただし、あまりにも表現が遠回しになると相手に伝わらない場合があるので注意しましょう。

アサーションで円滑なコミュニケーション能力を身につけ、ストレスのないビジネスライフを

職場におけるストレスの大きな要因である「人間関係」。自分と相手、共に尊重しあい自己主張するコミュニケーション方法で人間関係を円滑にし、ストレスを軽減して快適なビジネスライフをおくりましょう!

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