「健康は富に勝る」ということわざがあります。いくらお金があっても、健康な体は買えないという教訓もですね。老いと健康と富は、昔から変わらない人間の悩みでした。
お金持ちは「健康」にどのような価値を見出し、投資するのか。理由をまとめてました。
【1】成功者にとって、コンディション管理は必須
お金持ちは「健康」を財産と認識し、健康維持の為に投資します。病気やケガなどの体調不良で仕事ができなくなれば、その分収入が減り、医療費もかかります。健康な人よりも余計にお金が減るのです。
分かりやすい例として、プロのスポーツ選手が挙げられます。怪我の為に試合に出場できない、引退せざる得ないという話をニュースで取り上げられるのは、珍しいことではなりません。年棒が数億円にもなるような才能ある選手でも、怪我によって契約が継続されず、収入が無くなってしまうこともあり得ます。
スポーツ選手は身体が資本ですが、規模は違えど一般の方々も同じことが言えるでしょう。
【2】不健康は収入低下の原因に・・
病気や怪我をしてしまうと、治療に時間をとられてしまいます。また、体の調子がよくないと、集中がしにくく、生産性が著しく低下してしまいます。
結果として収入が下がり、生活水準も下がり、思考もネガティブな方向に傾きます。すると当然、収入が上がりにくくなります。
一流のビジネスパーソンは体調管理の重要性を認識しているのです。
【3】貧乏人は、ますます不健康になる
家賃、携帯電話代などの通信料など、必要な支払いが優先され、健康維持の為の出費は後回しになりがちです。食事の質を高める為の栄養バランスを考慮した食材より、手軽で安価でお腹が満たされれば良いという考えに傾きます。そして、値段が安い炭水化物が過剰になる傾向にあります。
アメリカで社会問題となっていた若者の肥満率の増加。2014年、米ハーバード大学(Harvard University)の専門家らは、米国の10代の若者の肥満が減少傾向にあるとされた調査の結果について詳細に調べたところ、減少が見られたのは富裕層に限定されていたことが明らかになりました。
貧困層は健康的な食べ物の購入が難しく、高カロリーで安価なジャンクフード中心の食生活によって肥満が引き起こるのです。
日本社会でも厚生労働省の社会実情データの「所得水準による生活習慣のちがい」から、男女共に低所得者は高所得者に比べて、朝食を欠食しており、また野菜の摂取量も低いということがわかります。
1本90円のきゅうりを購入するより、1個90円のカップラーメンを選ぶことも容易に想像できます。低所得者は不健康になる原因を抱えているのです
【まとめ】健康に投資することこそ、お金持ちへの第一歩
健康を損なってしまうと収入低下につながるため、お金持ちは健康維持の為に投資を惜しみません。
しかし、低所得者は健康への意識が低く健康維持の出費を惜しみ、結果として不健康となり、仕事に影響が出て生産性が下がり、結果的に収入が下がるという負のループに陥る可能性があるのです。
また、肥満者がより多い低所得者は高所得者いくらべて運動している割合が低いデータがあります。
低所得者は余暇の過ごし方も、外出してスポーツや旅行などお金を使って活動するより、家でテレビや無料動画をみたり、スマホゲームをしたりと、低コストで楽しめる方法を選びがちかもしれません。
運動不足は夜型の生活になりやすく、深夜の間食は肥満につながります。
まずは、健康は投資するに値する価値あるものと認識することが大切です。
健康に投資し、仕事の生産性を向上させ、収入を上げる、プラスのスパイラルを獲得しましょう。